マンゴーの蕾から収穫直前までの約6か月間の成長を57秒にしました。
およそ1000の花から数十個の実が受粉し、その中から1つだけ残し、更にマンゴーの木単位で着果個数を調整する為1~2割落とします。受粉後できるだけ早く摘果作業を行う事で大玉で糖度の高いマンゴーができます。
マンゴーの受粉率は低く、ちゃんと受粉していないとうずらの卵~鶏卵サイズで落下してしまうことがあります。その他環境状態によって生理落下で果実がある程度の大きさから肥大せず落ちてしまうこともあります。
通常摘果作業は荒摘果を行い10個程にし、段階的に5個→3個→2個→1個といった流れで最終摘果の1個になるまでに15cm程の大きさになってしまっています。その方が確実に実をつける方法なのですが、それだとたくさんの果実に養分を分配することになり、マンゴーの木に大きな負担となります。
それはマンゴーの大きさ、色、糖度に大きな影響を与えるのではないかと私は考えております。当農園では1発摘果を行っています。できるだけ早く一つの果実にしぼります。
1cm~うずらの卵の大きさで一つにしぼるよう心がけています。
落下のリスクもありますが、高品質な果実を作る為には多少のリスクは仕方がないと考えております。
生産者の技術、品質向上や消費拡大を目的とし、色乗り、形、大きさ、糖度などを審査する沖縄県マンゴーコンテストで第11回優秀賞(沖縄県農林水産部長賞)受賞。
第13回優秀賞(沖縄県農業共済組合長理事賞)受賞しました。